お知らせ
2021.07.30 生産部-栽培日記- みかん栽培日記~古田さん・増田さんのマルチシート被覆~
暑い日差しが照りつける毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
広報担当の泉です🌼
この暑さはみかんにとってとても大切な材料。
美味しいみかんを育てるために、生産部は毎日園地で奮闘中です!
今日はそんな生産部の作業を一緒に覗いてみましょう。
今回密着するのは、生産部6年目・古田さんと、新入社員増田さんです🍊
笑ってくださーい!と声をかけると、少し照れながら笑ってくれた2人です😊
ここは上伝(うえでん)という園地。
みかん収穫体験イベント・アグリファンフェスタの開催園地です🍊
古田さんが担当する園地でもありますよ!
そんな園地で、今日は何の作業をするのでしょうか?
樹の下にはある白いシートがひかれています。
このシートは一体何でしょう?
これは、マルチシートというもの。
マルチシートを樹の下に敷くことによって、甘くて濃厚なみかんが出来上がるのです。
その理由は大きく2つ🍊
1つ目は、樹全体に太陽の光を当てやすくなるから。
白いシートは太陽の光を反射しやすく、枝で覆われた樹の下部まで太陽の光を当てることができます。
光が当たったみかんは養分を多く作り出すため、甘いみかんができやすくなります。
光の反射により、みかんの着色も良くなるんですよ◎
2つ目は、水分量を調節できるから。
みかんは水分を多く含むと、水っぽい味になり糖度も下がってしまいます。
シートを敷くことにより水分の吸収を抑え、樹にストレスをかけることで、果実に含まれる糖が増えるのです。
水分が不足しすぎてしまったりしないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
園地には水を散布するためのホースが張り巡らされており、ホースに開いている穴から、必要な時期に必要な量の水を散布することができます。
ということで、今回は「マルチシート被覆」の作業を紹介していきます!
まだマルチシートを敷いていない園地はこのような状態。
マルチシートは約3年ほど使用でき、毎年みかんの収穫が終了する時期にこのようにまとめて置いておきます。
そして、水分ストレスを与え始める梅雨明け頃からマルチシートを敷いていきます。
では早速2人の作業に密着していきましょう!
まずは、根本にまとまっているシートに手をかけ、
丁寧に広げていきます。
シートを敷くとこんな感じ!
しっかりと樹の下をシートで覆うことができました。
ただシートを敷くだけだと風などで飛ばされてしまうこともあるので、重しを置いていきます。
これでマルチシート被覆完了です!
早和果樹園では40以上ある園地のうち、7~8ヶ所程度の園地にマルチシートを敷いていきます。
園地の環境条件や、みかんの種類によって、マルチシートを敷く場所を選んでいます。
笑顔でマルチシートを敷いている古田さんですが、シートから太陽の光反射を受けるため、マルチシート被覆はとっても大変!
暑さと体力との勝負とも言われています。
古田さん、増田さん、本当にお疲れ様でした😊
最後にお二人にインタビュー🎤
泉:「増田さんは初めてのマルチシート被覆。実際に作業をしてみてどうでしたか?」
増田さん:「実はみかん栽培の中でこんな作業があった事は知らなかったんです。でも、この大変な作業をすることによって、甘くて美味しいみかんができあがると思ったら、本当に大切な作業なんだなと実感しています。」
素敵な笑顔で答えてくれました🌼
泉:「ここ上伝は古田さんの担当園地ですが、今年のみかんの生育状況はどうですか?」
古田さん:「今年は日照不足等によって生理落果が多い年やけど、バランスよく育ってきている印象!美味しいみかんができるように観察していきます。」
古田さんの美味しいみかん、とっても楽しみにしています✨
以上、マルチシート被覆作業のご紹介でした🍊
早和果樹園では、生産部のみかん栽培の様子を発信中。
下記画像をクリックで今までの活動内容をぜひご覧ください♪
これからも生産部の活動に注目してみてくださいね😊
最後までお読み頂きありがとうございました。
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