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2025.01.04 2025年 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。令和7年の年頭にあたり謹んでご挨拶申し上げます。

 物価高や世界情勢により、日本国内外を取り巻く環境は大きく動いています。日経平均株価は年末4万円台に乗り、為替は1ドル157円と大幅な円安で昨年を終えました。輸入品の高騰が継続し、機械等は納期が定まらない状況が続いており、想定から大きく変化しているのが実態です。当社も大型投資期間中ですので、その影響を大きく受けております。今こそ、やり遂げる強い意志と、正確な計数管理が試されるときでしょう。

 弊社は、昨年12月末で総勢105名の組織となっています。100名企業ですね。平成12年(2000年)に16名でスタートしたこの会社も、24年かけて大きな規模となりました。この間、たくさんの人が入社し、たくさんの人が卒業していく中で、早和果樹園という組織はどの方向を目指すことが良いのか、考え続けていました。組織というのは、「会社組織」などとも言われますが、実態は人の集まりです。何らかの制約のもとに人が集い、その手続きに沿って行動を起こしていきます。当然、その制約や手続きに納得するものは組織に残り、そうでないものは組織を抜ける、といったものだと考えています。

 弊社では現在、「有田みかんの価値を上げ、継続する」という制約を掲げています。この結果をもって、地方創生や地域貢献へと移るわけです。最初から、地方創生を目指している訳では無い、ということです。総勢100名が、この制約の中で全力をあげて手続きに沿った行動(仕事)に取り組むことで、地域を明るく照らす会社組織が出来上がると考えています。そのためには、この組織に参加するみんなが納得できる共存共栄システムを作り上げ、自律自走できるよう促すことが大切であると考えています。

 昨年3月に、御存知の通り東工場に自動充填ラインシステムを導入しました。これにより主力である180mlジュースの生産量が大幅に上がりました。また、年末には新選果場と販売店舗が本社前に完成しました。これは生産と製造の区分けやブランディング拠点など、未来への投資となります。さらに令和8年には、有田川搾汁工場建設も控えております。これらの投資により、製造ボトルネックが解消され、早和果樹園はさらなる飛躍を遂げることができます。投資総額は相当大きなものとなりますが、次世代の大きな礎として、前進したいと考えています。ステークホルダーの皆様も、楽しみにしていただければと思います。

今年は巳年です。巳はヘビのことですが、ヘビは金運を上昇させると言われています。さらには、ヘビは脱皮を繰り返すため、生命力や再生のシンボルとも言われています。古い皮を脱ぎ捨てることで、さらに成長するんですね。当社も、今まさに古い皮を脱ぎ捨て、さらなる成長を目指しています。25期後半は金運もあがるそうです。この機会に、社員一丸となって大きな飛躍を遂げたいと思います。

本年も頑張ってまいりますので、皆様方のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

令和6年1月4日
株式会社早和果樹園
代表取締役社長 秋竹俊伸

●この記事を書いた人 秋竹俊伸 社長

秋竹俊伸 社長

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みかん屋の社長です。20歳から10年間はバリバリ専業農家してました。その反動からか、最近の趣味は魚を買ってきて捌くことです。日本酒と刺し身が大好きなアラフィフです。
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